このクルーズ最後の晩餐は、スモークサーモンに始まり
タルトタタンで〆る。
このクルーズスタッフ、密かに私の大好物を調べてたのか!?
この眺めとも明日でお別れ、淋しいな~
私達のテーブル担当のスタッフに「明日下船するのよ。色々有難う。」と言ったら、
「えぇーー、そりゃ残念だ。クルーズは楽しんでもらえた?」とハグ。
これだけのお皿を持ったまま、ハグ。
お皿は微動だにせず。
これぞプロフェッショナルの技!
他にもレストランのマネージャーさんやエアロビやダンスのトレーナーさんなど、お世話になった人に下船のご挨拶をしていると、もう降りるんだなぁと、実感してきました。
下船当日。
朝日が黄金色に輝いてる。
バーリ港が見えてきました。
1泊につき10ユーロの定額チップや、船内で使ったお金はクレジットカードからの引き落としなので、何も手続きは必要なし。
部屋のランク順に下船したら、昨夜のうちに部屋の外に出しておいた荷物をピックアップして
港で待機しているタクシーを拾って、バーリ駅に向かいます。
バーリ駅のホーム、一番左手にある荷物預かり所はこのマークが目印。
最初の5時間は1個6ユーロ、以降1時間ごとに1ユーロ。
料金より何より、預かってもらえる事が有り難い。
大きな荷物を預けて身軽になったので、旧市街へ向かって歩きます。
さすがは州都、立派な街だわ。
新市街とは雰囲気の違う旧市街
歴史を感じます。
路地にひしめくお土産屋さん
未来のサッカー選手かも
ビックリしている、聖人サン・ニコラ
ここバーリではサン・ニコラ、つまりサンタクロースなんですが、このサン・ニコラ聖堂の地下におよそ60%の遺骨が納められているそうです。
日本じゃクリスマスだけのサンタクロースだけど、以前行ったトルコにもサンタクロースの教会があったし、ヨーロッパではものすごい信仰の対象になってます。
ひっそりと佇む旧市街の街角
城壁の向こうは海。
住宅の中に、突然遺跡があったり
教会もあって
なかなか楽しい。
城壁の上に上がると、爽快感が気持ち良くて
バーリの海岸線をぐるっと見渡せます。
そんなバーリでのお買い物は、「Nico」という名前の、たまたま入ったチーズ屋さんで。
何たって品揃えがすごい!
地元のお客さんはサンドイッチを作ってもらってたから、きっと美味しいんだろうな。
チーズを真空パックにしてくれるよう頼んだので、娘からのリクエスト「ブッラ―タ」を日本に持ち帰る事ができました。
良かった~~
ブッラ―タとは…
賞味期限がたったの24時間しかない、イタリア南部のフレッシュチーズ。
日本まで持って帰るのは難しいな~と思ってたけど、お陰でバッチリ持ち帰れました。
中身は食べてしまったので、包み紙だけ写すという、ブロガ―にあるまじき所業。
他にも、パルミジャーノレッジャーノ、カチョカバロ、ペコリーノにブルーをどっさりと。
日本じゃ高すぎて、とてもじゃないけどこんなに買えない。
良いお土産になりました。
ここでタイムリミット。
実はこの日の午前中は、ローカル列車でポリニャ―ノアマーレに行って来たので、バーリ観光はこれが精一杯。
その時の記事はこちらにアップしています。
後ろ髪を引かれつつ、預けた荷物をピックアップして空港へ。
空港行きの電車は、国鉄バーリ駅とは別の駅から出てるので注意が必要です。
国鉄の駅を背に、左手にある建物が私鉄の駅。
イタリア語でバーリ北部鉄道と書かれてます。
電車を待ってたら、手ぶらの怪しげな男性が友人の後ろで立ち止まったので
「リュックを前にした方が良いよ」と注意したら、怪しげな男性はどこかへ行ってしまいました。
空港行きの電車に乗るのに、手ぶらでホームを行ったり来たり。
怪し過ぎるだろう。
行かれる方、気を付けてください。
バーリ空港へは15分~20分くらい。
近いです。
バーリは小さな空港で
空港ラウンジは10席ほどしかなく、先に入った出張中だという日本人男性が「満席で座るところがない」と出て来られました。
バーリのラウンジに期待はしない方が良いみたいです。
バーリからミュンヘンまでは、初めてのエアドロミテ。
ANAのチケットだけど、同じスターアライアンスのルフトハンザとの共同運航便なのでエアドロミテ。
非常口席だったので、足元は広かったけど
機内で出た、軽食のサンドイッチが 激マズ 口に合いませんでした。
まあ、ミュンヘンまでは1時間ちょっとなので問題なしです。
ツアーに参加しなくても、寄港地=観光地なので、下調べさえしておけば個人で回れました。
船内ではネットが使えない(高額)なので、いざという時のために、辞書を持って行けば問題なく個人で行けると思います。
英語かイタリアがペラペラな人は、より自信を持って行けます。
考えてたよりも気軽に行けた初クルーズ。
もし陸路だったら、同じ日数で3ヶ国、6ヶ所の観光地を回るのはたぶん無理。
朝食はともかく、ランチやディナーをどこで食べよう、何を食べようから始まって、それぞれの観光地のホテルを予約して、飛行機や列車、フェリーも予約して…と考えたら、クルーズの予約1つで全てが完了するので、とってもお手軽でした。
出合った美しい景色、楽しい人達、美味しいもの、たくさんの経験、全てに感謝です。